能登への祈りと希望を込めて…金沢で華道家の作品展示「北國花展」
石川の華道界の新年の幕開けとなる「北國花展」が金沢市の百貨店で始まりました。
地震で被災した能登への思いを込めた作品も複数、展示されています。
「北國花展」は県内で活躍する華道家の作品を一堂に展示する催しで、ことしは14の流派から選抜された華道家、156人の作品が前期と後期に分かれて展示されます。
会場には能登地区の華道家の作品も並び、こちらの作品は「被災地に光を与えたい」と薄く削った木の皮を使ってシャンデリアの形にしています。
一方、こちらは厳しい冬の寒さに耐える梅を使い、「被災地に希望を感じてほしい」という願いが込められています。
会場には、流派を超えて美を競う華道家の作品を鑑賞しようと、初日からさっそく多くの人が訪れていました。
今回の「北國花展」は前期が23日まで後期が25日から28日まで、金沢エムザで開かれています。