猛威振るう“インフルエンザ” 石川県内も感染者2倍に “必要な対策”とは…
15日の金沢市内。街なかにはマスクを着けて歩く人の姿が目立ちました。
街の人は:
「インフルエンザとコロナ予防のために(マスク)してます。なるべく人込み少ないところに行くようにしてるんですけどどうしても仕事で電車に乗ったりするので心配ですね」
「私、自営業で商売してるんですけど、(感染者が)すごい多いです。病院に行って6時間待ったとか周りも身近でよく増えてるので」
石川県のまとめによりますと、定点調査を実施している県内48の医療機関でのインフルエンザの患者数は前の週の約2倍となる2233人に。
1医療機関あたりの患者数は、石川県全体で46.52人、能登中部では63.17人などと警報の基準となる30人を大幅に超えたため、7日の発表から引き続きインフルエンザ警報が発表されています。
今シーズン最も多いとされるのはインフルエンザA型。心配されるのはコロナウイルスとの同時流行です。
洞庭医院・洞庭 賢一 院長:
「今週になってからコロナとインフルエンザが同じぐらい出るような感じがしてます。コロナの時は皆さんマスクをつけるとか手洗いをするとか換気をするとか徹底してた。ところが一度、解禁になり(対策が)甘くなった。免疫が全体的に落ちてるんじゃないかとは思います」
一方で受診のタイミングも重要だと話します。
洞庭医院・洞庭 賢一 院長:
「朝、(熱が)出て昼頃、受診されても陰性になることが結構ありますので、半日以上、10時間程度たてば陽性と出るんじゃないかと思います。インフルもコロナも」
発症直後はウイルスの量が少ないため、仮にインフルエンザに感染していても検査で陽性反応がでないケースもあり、1度の検査で陰性だったとしても症状が続く場合は再検査することが重要です。
全国的に猛威を振るうインフルエンザと感染拡大が懸念されるコロナウイルス。
予防接種と同時に基本的な手洗いうがいや室内の換気を徹底することなどが重要な対策となります。