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これからの時期に増える竜巻 発生の前兆は3つ! 小野さんのなるほど天気解説

2024年10月24日 19:55
これからの時期に増える竜巻 発生の前兆は3つ! 小野さんのなるほど天気解説
市川 栞 キャスター:
「木曜日は気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします」
小野 和久 気象予報士:
「お願いします」

市川:
「小野さん、きょうはこの時期らしい爽やかさでしたが、雲が多めでしたね」
小野:
「あすは『秋晴れ』になりそうです」

「気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは、午前中から晴れます。土曜日も、朝からスッキリと晴れる見込みです。ただ、日曜日は、今後、雨マークが付くかもしれません」
市川:
「週明けは、天気、ぐずつきそうですね」
小野:
「前線が本州付近に停滞するためです。いまの時期の金沢の最高気温は19度くらい、最低気温は11度くらいが平年並みですので、どちらも平年より高い日が多いでしょう」
市川:
「このところ、ず~っと『気温が高め…』とお伝えしているような気がするのですが、おととい発表された長期予報でも11月は高めでしたね」
小野:
「改めて、見ていきましょう。まず、気温です」

「11月は平年より高めですが、12月と1月はほぼ平年並みの見込みです」
市川:
「11月が平年より暖かくて、12月がいつも通り寒い…ということは、一気に冬がやってきそうですね」
小野:
「そして、下の段、雨や雪の量は、11月は ほぼ平年並みですが、12月からは平年並みか多い予報となっています。気象台の方は、『この冬は大雪になる可能性が例年より大きい』と話していました」
市川:
「冬の準備は、しっかりと準備をしておきたいですね」

小野:
「さて、2年前の今頃、金沢港ではこのような気象現象がありました」

「多くの人が見つめるその先にあったのは…竜巻です。2年前の10月23日の日曜日、午後1時過ぎに金沢港クルーズターミナルから撮影されました。大きな渦を巻きながらゆっくりと移動。最後は、火花を上げて、消えていきました。港の近くにあるコンテナが横転したり、建物の窓ガラスや屋根の被害が確認されました。これが、おととしの10月23日、2年前の今頃でした」

「こちらは過去60年間に気象台が県内で確認した『竜巻などの激しい突風』の月別発生グラフです」
市川:
「9月から二けたに増え、10月から12月にかけてグッと多くなるんですね」
小野:
「上空に強い寒気が入り、地上との気温差が大きくなって、大気の状態が非常に不安定になったときに発生しやすくなります」
市川:
「強い寒気が入ってくるこれからの時期にますます起きやすくなるんですね」

小野:
「竜巻などの激しい突風は、発達した積乱雲の影響なのですが『兆し』があります。
・黒い雲で急に暗くなる ・雷鳴や雷光 ・冷たい風が吹き出す などです」

市川:
「このような前兆があらわれたら、頑丈な建物の中に移動するなど、身の安全の確保に努めないといけませんね」
小野:
「そうですね」

小野:
「最後に、気象台の週間予報でこの先の天気をもう一度、確認しましょう」

「あす、あさっては秋晴れとなるでしょう。日曜日は、今後、雨マークが付くかもしれません。週明けは、雨の降る日が続くでしょう。気温は、平年より高い日が多いでしょう」
市川:
「あす・あさっての晴れ間を有効に使いたいですね。小野さんとお伝えしました」

最終更新日:2024年10月24日 19:55
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