「味はおんなじ?」ちょっと豪華なお弁当作り 金沢の子どもたちが伝統工芸特別授業
伝統工芸のある暮らしを考えるきっかけとして、金沢市の児童が金箔を使って普段食べているお弁当を彩りました。ちょっと豪華になったお弁当で感じたこととは。
金沢大学付属小学校の複式学級で16日、ある体験が行われました。それは、金箔を使ってお弁当をデコレーションするというものです。
児童たちは今年度、地元の伝統工芸「金沢箔」を題材にした学習に取り組んでいて、今回はお弁当を通して「箔のある暮らし」を体感することに。この日は、竹串を使って慎重に食用の金箔をお弁当にのせていきました。
児童:
「きれいにできた!」
こちらの女の子は大好物の柿をデコレーション。
児童:
「すごいきれいだから今すぐ食べたいです」
そして、こちらの男の子は…
児童:
「いなりずしです。のせるのは難しかったけど多分食べたらその努力でおいしく感じられると思います」
13人の児童それぞれが思い思いに金箔で彩ったお弁当。そのお味は?
児童:
「あまり味はしないけど食べているような感覚がするのでおいしいです。また食べたいです。また一回は食べたいです」
一方、”金箔いなりずし”は?
児童:
「普通とあまり変わりません。気持ち的にはちょっとおいしく感じられます」
味覚以上に、わくわく感や楽しさを味わっていたようでした。
児童たちは今後も学習を進め、地元・金沢の人に金箔への愛着を持ってもらえるようなイベントの実施を考えるということです。