【食中毒】実は梅雨の時期のいまが要注意! 特に注意すべきこと 食中毒の三原則とは?
気温が高くなってきた今、気を付けなければならないのが食中毒。夏に向かう季節の変わり目に注意すべきことを取材しました。
6月25日の山陰地方は、曇り空に覆われましたが、鳥取県鳥取市で28.4℃、島根県松江市で26.7℃を記録するなど、各地で夏日となりました。梅雨入りした今、注意が必要なのが、食中毒。どのように対策しているのか街の人に聞きました。
街の人
「(生肉は)トレーの上で切って、あまり野菜とかと同じまな板で切りたくないので、分けてます」
「(弁当は)冷やして、保冷剤入れて職場の冷蔵庫に入れといてますね」
下痢やおう吐などを引き起こす食中毒。真夏が危ないと思われがちですが、7月・8月に比べ、梅雨入りした今、発生することが多いのです。なぜこの時期が危ないのでしょうかー。
鳥取県 くらしの安心推進課 馬場泰弘 衛生技師
「梅雨の時期で、これから気温とか湿度が高くなってきて、細菌が増殖しやすい時期になってきますので、そういった面で細菌性の食中毒に気を付けていただきたいと思います」
細菌は、人の体温に近い30℃~40℃で最も増殖すると言われています。そのため、気温が上がり始めた今の時期、注意が必要なのです。食中毒にならないために気を付けることとはー。
鳥取県 くらしの安心推進課 馬場泰弘 衛生技師
「食中毒の三原則といって『つけない・増やさない・やっつける』というようなキーワードがあります」
・普段の手洗いや調理器具の洗浄などを行う、つけない。
・食品を冷蔵庫などに入れて温度管理をする、増やさない。
・しっかりと加熱をする、やっつける。
の3つ。
これからの時期は細菌の活動が活発になるため、弁当などは常温で保管せず、冷蔵庫に入れて温度を管理することが大切といいます。また、ペットボトルで飲み物を飲んだ時も要注意。口から細菌が付くことがあるため、冷蔵庫に入れるか、コップを使って飲むなどの工夫が必要となります。
鳥取県 くらしの安心推進課 馬場泰弘 衛生技師
「食中毒の3つの原則の中でも特に、増やさないというところを意識していただいて、普段の手洗いや調理器具の洗浄、消毒に加えて、食品を室温で置いたままにしないとか、調理したものはすぐに食べきってしまうなど、特にそういったところを徹底していただいて、食中毒予防に努めていただきたいなと思います」
今日は涼しいと思って食品を常温で置いておかず、これからは、しっかりとした温度の管理が大切となってきます。