【防災メモ】災害時の安否確認どうする?家族で共有しよう 災害用伝言ダイヤル「171」の使いかた
豊後水道での地震から間もなく1か月。シリーズでお伝えしている防災ひとくちメモ。きょうのテーマは「災害時の通信手段」です。
大きな災害が発生すると、・通信設備が被災する・アクセスが集中するなどして、スマホなどの通信機器がつながりにくくなるケースがあります。
先月発生した豊後水道の地震では目立った通信障害はありませんでしたが、能登半島地震では大規模な通信障害が2週間以上続きました。
電話がつながらないので家族が無事かどうかを確認できない、自分が無事だということが伝えられない…というのは不安ですよね。
そんな時の頼みの綱となるのが、「災害用伝言ダイヤル」です。
本来は、災害が発生して被災地への通話がつながりにくい状況になるとサービスが開始されるのですが、毎月1日と15日に限り、お試しで利用することができます。家の加入電話でも、携帯電話でも利用できます。
では使い方です。まず、伝言を「残す」場合からみていきます。
①「171」にダイヤル
②ガイダンスに従って「1」をプッシュ
③連絡を取りたい相手の電話番号を入力。
④例えば「お母さん、〇〇です…」などといったメッセージを30秒以内で残せば完了です。
伝言を「聞く」場合はどうするんでしょうか?
①まずは「171」をダイヤル。ここまでは同じですが…
②ガイダンスに従って今度は「2」をプッシュ。
③録音に使われた電話番号を入力すると…
④伝言が再生される、という仕組みです。
1つの電話番号あたり20件まで伝言を残すことができます。
このサービスを使う時に大切なのが、家族の間で「もしもの時は災害用伝言ダイヤルにメッセージを残すね!」などこのサービスがあることを共有しておくこと。
そのうえで、家族などとどの電話番号に伝言を残すのか、事前に決めて控えるなどしておくことです。
いざという時に、大切な人の安否が少しでも確実に確認できるように…ぜひ練習してみてはいかがですか?