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視覚障害がある子供たちに白杖贈呈「活動の幅が広がれば」

2025年2月20日 16:11
視覚障害がある子供たちに白杖贈呈「活動の幅が広がれば」
テレビ宮崎

視覚障害のある人にとって「代わりの目」とも言われる白杖。
身長に合った白杖を使って活動の幅を広げてもらおうと、宮崎市の明星視覚支援学校に子供用の白杖が贈られました。

贈呈式では、白杖を開発した企業の担当者から明星視覚支援学校に通う子供たちにサイズの異なる3本の白杖が贈られました。
子供たちは早速、白杖を使って見ながら感触を確かめていました。

(子供たちは)
「持ちやすさも全然違うし、垂直に持つこともできるので、とても実用性があって、これからも日常生活で使えそうだと思います」

(Q.白杖を使ってどこに行ってみたい?)
「遊園地」

(森山裕香子記者)
「こちら新しく開発された白杖は、このように長さを調節することができます」

寄贈された白杖は、スポーツ用品を製造するキザキと金沢大学が共同で、10年ほど前から製作に取り組んできたものです。
子供の成長に合わせて長さを調節できるほか、手にフィットしやすいようグリップにも工夫が施されています。

(キザキ営業部 木崎健太さん)
「目の代わりだったり、相棒だったり、そういう風に思ってもらって、どんどん子供たちの活動の幅が広がるようになっていってもらえればと思っています」

20日は、杖を2本使って歩くスポーツ・ノルディックウォークの体験教室も行われ、子供たちが楽しそうな表情で汗を流していました。

金沢大学とキザキは、「白杖マラソンプロジェクト」として、明星視覚支援学校を含む全国67校の盲学校と視覚支援学校に子供用の白杖を寄贈する取り組みを行っているということです。

最終更新日:2025年2月20日 19:32
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