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宮崎県内で新型コロナ感染拡大 変異株「KP.3」が流行 医療現場は

2024年7月18日 19:14
宮崎県内で新型コロナ感染拡大 変異株「KP.3」が流行 医療現場は
テレビ宮崎

宮崎県内で新型コロナウイルスの感染が広がっています。
感染力の強い新たな変異株「KP.3」が流行し、医療現場にも影響が出ています。

(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師)
「第11波だろうと私は思っています。」

宮崎県によりますと、7月8日から14日までの1週間に県内の定点医療機関から報告があった新型コロナウイルスの感染者数は1702人で、前週の約1.5倍、6週連続で増加しました。沖縄、鹿児島に次いで全国で3番目に多くなっています。

なぜ感染者が増えているのか?
ウイルス学が専門の峰松俊夫医師は…。
(愛泉会日南病院峰 松俊夫医師)
「やはり変異株の出現だと考えています。海外から新しい株が入ってきて、働いている方々の年齢層に広がってきている。それから家庭内に入ってきていると考えた方が良いと思っています。」

オミクロン株の変異株「KP.3」。
県のゲノム解析の結果、7月に入ってからは全てがこの「KP.3」系統に置き換わっています。
その特徴は感染力の強さです。

(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師)
「今までの株のどれよりも感染力が高いと思ってください。喉の痛みや発熱などの症状があります。今までの株よりもちょっと下痢の傾向がある。ワクチンを打って効果が出るかというと、なかなか難しい状態です。」

感染拡大の影響は医療現場にも…。

(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師)
「医療者の家族(の感染)が、かなり増えています。医療者の家族が感染すると、その家族、特にお母さんなどは仕事を休まれます。人が少なくなって回らないという状態です。」

峰松医師は、お盆にかけ流行のピークを迎えると見ていて、家族が一堂に集まる場で重症化リスクの高い高齢者に感染が広がることを懸念しています。

夏場は、冷房をつけて部屋が密閉状態という人も多いはず…どのように対策を取れば良いのでしょうか。

(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師)
「窓をちょっと開けながら冷房・暖房をつけるやり方を(厚労省は)推奨しています。110センチぐらい窓を開けながらという感じですね。社会を活性化しながらも、新型コロナ対策に対応していくことになります。(適切な)マスクの着用、手洗い、換気の徹底など基本的なことをやっていただきたい。」

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