市役所の開庁時間を1時間短縮へ 電子申請やコンビニ交付普及が「働き方改革」を後押し 宮崎市
職員の働き方改革の一環として、来年6月から宮崎市役所の開庁時間が1時間短縮されることになりました。
これは5日開かれた定例会見で清山市長が明らかにしました。宮崎市役所では、窓口の受付時間を職員の勤務時間と同じ午前8時半から午後5時15分までとしています。しかし恒常的に時間外労働が発生しているため、来年6月から午前8時45分から午後4時半までとし、1時間短縮します。
宮崎市によりますと、電子申請や証明書のコンビニ交付などが普及したことで市役所に来る人が減っていて、特に朝と夕方の来庁者は全体の10%未満となっています。
さらに、2023年度、証明書のコンビニ交付が窓口交付を上回ったこともあり、開庁時間の短縮に踏み切ることにしたということです。
(宮崎市清山知憲市長)
「ミスの再発防止や、より良い接遇対応に向けた課内での情報共有など、市民サービスの向上に取り組んでいきたい。時間外勤務の手当を削減することで必要な予算を他のことに充てることができる。」
宮崎市によると、これにより、約2800万円のコスト削減につながるということです。開庁時間の短縮は、2025年6月2日からです。