第2次岸田改造内閣が発足 各閣僚が“統一教会”との関係明らかに
第2次岸田改造内閣の発足を受け、各閣僚が10日夜に記者会見を行い、いわゆる統一教会との関係を相次いで明らかにしました。
高市経済安全保障担当大臣は会見で、2001年に教団の関連団体が発行する月刊誌に対談記事が掲載されたことを明らかにしました。その上で、「旧統一教会と関わりがある本だとは知らなかった」と釈明しました。
留任した林外務大臣は、2012年に教団の関連団体の取材を受けたことを明らかにしました。林大臣は、これまで教団とは「なんら関わりがない」と説明してきましたが、改めて点検をしたところ確認したということです。
また、松野官房長官は、磯崎副長官が教団の関連団体の行事に出席したことと、木原副長官の秘書が関連団体の会合に出席したことを明らかにしました。その上で、「いずれも当該団体の現状について認識を欠いたものであり、両副長官とも今後は厳正に見直していく」と述べました。
また、岡田地方創生担当大臣は、過去に教団の関連団体の行事にメッセージを出したり、地元での関係の会合に秘書が出席していたことを明らかにしました。具体的な時期や回数などは記録が残っていないということです。
一方、西村環境大臣は、2019年に自身が世話人を務めた会合で、教団の関連団体の幹部が講師を務めていたものの、教団関連との認識はなく、自身が出席した記録も残っていないということです。
また、これまでに教団や関連団体からの政治献金や選挙応援を受けたことはないとしています。