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自民、小沢氏の責任追及 首相は苦しい答弁

2010年2月5日 17:58
自民、小沢氏の責任追及 首相は苦しい答弁

 5日の衆議院予算委員会で、自民党は、民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で元秘書ら側近3人が逮捕・起訴された小沢氏の責任を厳しく追及した。民主党内でも道義的責任は避けられないとの見方がある中で、鳩山首相は苦しい答弁に終始している。

 菅元総務相「小沢氏は刑事責任とは別に、政治的、道義的責任というのは当然あり得ると思いますが。首相はどう考えますか?」

 鳩山首相「報道されている、いろいろと様々、何かあたかもグレーのような話をされていたわけですが、検察の捜査によって、そのことは事実としては認定されなかったのでは」

 菅元総務相「自らの秘書が、現職の国会議員を含めて3人も逮捕されてるんですよ。これに対して全く責任をとらない」

 さらに、菅元総務相は小沢氏の証人喚問を求めた。

 こうした中、小沢氏は2日にアメリカ側と今年4月ごろの訪米について協議していたことがわかった。アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題が混迷する中で存在感を示し、完全復活への布石とする思惑もあるとみられる。