生方副幹事長解任、民主党内から批判の声
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民主党執行部が18日夜に小沢一郎幹事長に批判的な生方幸夫副幹事長の解任を決めたことについて、閣僚や党幹部からは批判の声が上がっている。
民主党の重鎮である渡部恒三元最高顧問は19日朝、今回の解任劇を「ちょっと執行部の批判をしたからクビになったなんていう話は41年間聞いたことがないし、自由にものを言えない雰囲気になったら、党が暗くなって困るね」と批判した。
また、枝野幸男行政刷新相が「副幹事長を直ちに辞めなくてはならないような種類の部分が、どこにあったのかなというふうに首をかしげている」と述べるなど、党内からは「党にとってはマイナスだ」との声が上がっている。
生方氏は19日朝、日本テレビの取材に対して「民主党の支持率が下がった最大の原因は小沢幹事長。進退をはっきりしてもらいたい」と幹事長辞任をあらためて求めた上で、「今後も同志を増やして党の活性化を図っていきたい」と話しており、今回の解任劇が、今までくすぶっていた小沢幹事長に対する不満が噴き出すきっかけになる可能性はある。
一方、鳩山由紀夫首相は19日朝、「党の外で様々な声を上げるということになれば、党内の規律がなかなか守れないということになります」と述べ、生方氏の解任に理解を示した。