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渡部氏発言に首相「頑張れという意思表示」

2010年4月8日 0:19
渡部氏発言に首相「頑張れという意思表示」

 民主党・渡部恒三元衆院副議長が7日、5月末までにアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題が解決しない場合には、鳩山由紀夫首相は退陣に追い込まれ、菅直人財務相が首相に就任するとの見方を示したことについて、鳩山首相は強気の姿勢を見せている。

 この発言について、ある民主党幹部が「あり得る」と話すなど、移設問題が解決しない場合、鳩山首相の進退問題に発展するとの懸念は党内にも広がっている。

 これに対して、鳩山首相は「これは渡部恒三流の激励だと。5月末までに必ずしっかりした結論を出せよと。鳩山頑張れという意思表示だと受け止めました」と述べ、強気の姿勢を見せた。一方、首相周辺は「あまりにひどい。言って良いことと悪いことの区別がつかなくなっている」と批判している。