実務者協議、複数案で議論へ 普天間移設
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アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題で、日本時間16日から始まるアメリカ側との実務者協議で、日本側は移設を予定している沖縄・名護市辺野古での滑走路建設について、3つの案をベースに議論を始める方針。
菅内閣は、鳩山内閣が5月末に取り交わした日米合意の方針を継承し、名護市辺野古に移設を予定している滑走路の位置や工法を専門家レベルで8月末までに決めるとしている。
今回の協議で、日本側は、自民党政権時代に日米が合意したV字形滑走路や、鳩山内閣の下で検討されてきた名護市辺野古の沖合に滑走路を建設する案に加え、新たな環境アセスメントの必要がない現行案に近い位置に一本の滑走路を建設する新案をアメリカ側に提示する方針。政府関係者は、3番目の案を「最も有力な案として提示したい」と話しており、この案を軸に具体的な議論を始めたい考え。
外務、防衛両省の実務者は15日、ワシントンに向かう予定。