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民主党代表選、「菅・小沢」の一騎打ちに

2010年9月1日 3:57
民主党代表選、「菅・小沢」の一騎打ちに

 民主党代表選挙をめぐり、菅首相と小沢前幹事長は先月31日に対決回避を模索して会談したが、決裂した。代表選は「菅・小沢」の一騎打ちとなる。

 小沢氏「自分自身、ずいぶん決断をするまでに自分に問いかけながら熟慮した結果ですが、大勢の仲間にご推挙いただいて、代表選挙に出馬する決意をしたところです」

 菅首相「(代表選の)その結果がどういう形であろうとも、あらためて全党一致で協力できるよう私も全力を挙げたい。人事の話は、こういう時期に密室のようなところでやるべきではないので、小沢氏との会談でも人事の話は一切どちらからも出なかったと」

 先月31日の会談で、小沢氏は挙党態勢を取るためポストの確約を求めたが、菅首相は最後まで具体的なポストを提示せず、話し合いは決裂した。両者の対決は、党の分裂を招きかねないとして鳩山前首相が仲介に乗り出すなどギリギリまで対決回避の努力が続いたが、結局調整はつかなかった。

 早速立ち上がった菅陣営の選対本部には約40人が参加し、代表選の勝利を誓った。

 前原国交相「選挙になって良かったと思いますし、ただ、勝たなければ国民の期待に応えることができませんので、しっかり戦い抜いて勝利を取る」

 一方、小沢陣営には約50人の議員が集まり、今後の方針などを話し合った。

 山岡副代表「なんとしても(小沢氏に)勝っていただいて、勝たせて、そして日本の国のために、国民のために働いていただきたい」

 代表選は1日に告示され、夕方には候補者の共同会見も予定されている。14日の投開票に向け、激しい選挙戦がスタートする。