岸田総理「エネルギー全体のロシア依存度の低減に踏み込む」
岸田総理大臣は記者会見で、ロシアへの追加制裁として、ロシア産の石炭の輸入を段階的に減らし、最終的には輸入を禁止することなど、新たな制裁措置を発表しました。
岸田総理「ロシアからの石炭の輸入を禁止いたします。早急に代替策を確保し、段階的に輸入を削減することで、エネルギー分野でのロシアへの依存を低減させます」
岸田総理は、「日本としても、石炭の禁輸や石油を含むエネルギー全体のロシア依存度の低減に踏み込むことにした」と述べ、G7と歩調を合わせてロシアへのエネルギー依存の低減に取り組む考えを示しました。
またこれに加え、ロシアからの機械類や一部の木材、ウオッカなどの輸入を禁止する措置を来週、導入すると明らかにしました。
金融面ではロシアの最大手銀行、ズベルバンクとアルファバンクの資産凍結を発表しました。
さらに、400人近くのロシア軍関係者や約20の軍事関連団体について新たに資産凍結の対象とするということです。
一方、政府が駐日ロシア大使館の外交官ら8人の国外退去を要請したと発表した事について、岸田総理は、「我が国として総合的に判断し国外退去を求めることを通告した。現下のウクライナ情勢を踏まえた措置だ」と説明しました。