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法定数届かず、河村市長「悔しい」名古屋市

2010年11月25日 2:46
法定数届かず、河村市長「悔しい」名古屋市

 名古屋市議会の解散を求めて、河村たかし市長の支援団体が集めたリコール署名の有効数が24日に発表され、議会解散の是非を問う住民投票の実施に必要な数に達しなかった。この結果に、河村市長は24日夜、「悔しいです。恐るべき民主主義の危機、民主主義の虐殺かもしれない」と述べた。

 市の選挙管理委員会によると、集まった全署名約46万6000人分のうち、約11万2000人分を無効と判断した。有効とされた署名数は35万3791人分で、議会解散の是非を問う住民投票の実施に必要な36万5795人には届かず、1万2004人分下回った。署名の有効性をめぐっては、署名の集め方に「疑問がある」として、選管が異例の再審査などを行っていた。

 25日から7日間の縦覧期間を経て、無効とされた署名が有効となる場合も考えられ、有効署名数の確定は来月中旬になりそうだ。