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民主党、来年度予算案への提言を政府に提出

2010年12月7日 1:36
民主党、来年度予算案への提言を政府に提出

 民主党は6日午後、来年度の予算案などに関する党としての3つの提言を政府に提出した。子ども手当については、所得制限を行わず、財源は配偶者控除の見直しを含めて検討するよう求めている。

 「来年度予算編成は、民主党政権になって初めて根っこから作る予算なので、国民に『なるほど』と思ってもらえる予算編成に、ぜひしてほしい」-提言を提出した民主党の城島政調会長代理はこのように述べた。

 子ども手当の給付について、提言では「所得制限を導入すべきではない」とし、上積み分の財源は「配偶者控除の見直しも含めて検討すべき」だとしている。しかし、同じ民主党で来年度の税制改正を話しあう会議の提言では、配偶者控除の見直しには慎重な姿勢で、2つの提言が食い違っており、結論は今後の政治判断に委ねた格好。

 このほか、予算案への提言では財源のメドが立たない中、基礎年金の国庫負担率について、2分の1を維持するよう強調しており、調整は難航が予想される。