枝野官房長官らは７日、自民党本部を訪れて石破政調会長らと会談し、東日本大震災の対応の方針を伝えるとともに、第１次補正予算案などの編成に協力を求めた。

　第１次補正予算案は、がれきの撤去や仮設住宅の建設など震災復旧にかかわるもので、約４兆円規模になるとみられる。第１次補正予算案について、政府・民主党は今月中に取りまとめ、国会に提出する考え。

　枝野官房長官は「（自民党から）詳細な多岐にわたる提言をいただいたが、詳細な答えを申し上げたので、それについては一定の評価をいただいたと思っている」と述べた。石破政調会長は「迅速な対応には、私どももそれなりに評価したいと思うし、被災者にとっては与党・野党関係ないわけですから、共にこの作業はやっていきたい」と述べ、震災復旧・復興に協力する姿勢を示した。