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20キロ圏が警戒区域に 立ち入りで罰則も

2011年4月22日 5:23
20キロ圏が警戒区域に 立ち入りで罰則も

 福島第一原発の事故を受け、避難指示が出ていた原発の半径20キロ圏内について、政府は、22日午前0時をもって、立ち入り禁止とする「警戒区域」に設定した。

 「警戒区域」の対象は、原発事故で避難指示が出ていた原発の半径20キロ圏内で、22日午前0時に設定された。住民が自由に立ち入ることが禁止され、立ち入った場合には、10万円以下の罰金などの罰則も科せられる。

 「警戒区域」に通じる福島・いわき市内の国道6号では、21日の日中から自宅に身の回りのものを取りに帰る人の車が多く見られ、夕方からは、自宅にあった布団や身の回りのものを車に積み、避難所などへと戻っていた。

 「警戒区域」は、住民の安全確保や防犯上の問題などを考慮したもので、福島県も国に設定を求めていた。なお、政府は、住民から強い要望が出ていた一時帰宅についても近く実施する考え。