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「現避難区域で十分対応可」細野首相補佐官

2011年4月27日 17:34
「現避難区域で十分対応可」細野首相補佐官

 福島第一原子力発電所事故の対応を担当する細野首相補佐官は27日、日本外国特派員協会で講演し、福島第一原発の事故について、「今後さまざまなリスクを想定しても、今の避難区域で十分対応できる」との認識を示した。

 「さまざまなリスクを想定した場合でも、基本的には今の避難区域で十分に対応できると考えている。ましてや東京に対して危険性が及ぶことは、さまざまなケースを想定してもあり得ないと評価している」-細野補佐官はこのように述べ、原発事故について「コントロールしつつある状況」との認識を示した。

 また、「東京電力」について、「非常に保守的な体質で、危機的状況に適した体質ではない」とした他、「原子力安全委員会が機能を十分果たしているかどうか、極めて疑問を持っている」として、こうした体質や組織のあり方についても、今後検証していくとの考えを明らかにした。