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亀井代表、副総理を断り首相補佐官に

2011年6月27日 19:49

 復興基本法の成立に伴う東日本大震災からの復興に向けた態勢作りが27日、山場を迎えた。課題の処理に一定のメドが立ったら退陣することを表明している菅首相は、ここで政権を立て直すべく、国民新党・亀井代表に副総理として入閣を求めたが、亀井氏はこれを断り、首相補佐官として菅首相を支えることになった。

 菅首相は、民主党執行部がそろって「菅首相は8月中に退陣すべき」との認識で一致する中で、早期退陣に否定的な亀井氏を近くに置きたかったものとみられる。ある官邸関係者は「菅首相は今、執行部よりも亀井氏、北沢防衛相を頼っている」と話している。