トンガへ派遣の自衛隊 きょう任務終了
大規模な噴火で大きな被害を受けたトンガに、支援物資を輸送するため派遣されていた自衛隊の部隊が17日、任務を終了しました。
トンガに飲料水や火山灰を撤去するための高圧洗浄機などの支援物資を届けるため、防衛省は先月、航空自衛隊の輸送機や海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」などを現地に派遣しています。
岸防衛大臣は17日、会見で、日本からの緊急支援物資の引き渡しが終わったと説明し、任務の終結を命令したと発表しました。
防衛省によりますと、日本から輸送した飲料水と、輸送艦「おおすみ」内で海水から生成した飲料水、合わせて240トンを届けたということです。
岸防衛大臣は、「迅速かつ的確な支援を実施できたことは、この地域の平和と安定に対する我が国のコミットメントを行動で示すものとなった」と述べ、任務の意義を強調しました。