玄葉外相は１４日、東京都内で講演し、日本・アメリカ・中国の３か国による新たな対話の枠組みを日本が提案するという構想を明らかにした。

　玄葉外相は講演で、将来、日本がアジア太平洋地域の平和と繁栄に貢献するためには、日米同盟の深化と、日中両国がアジア太平洋諸国と豊かで安定した秩序を形成することが重要だと指摘した上で、次のように述べた。

　玄葉外相「現在、日米中３か国の戦略的な対話と協調が、これまでになく重要な時代に差しかかっているというふうに思います。私は、そのためにも日米中の対話を立ち上げるべきであるというふうに考えています」

　玄葉外相は、１９日にアメリカ・ワシントンで行われる日米外相会談で、クリントン国務長官にこの構想を伝える考え。