防衛省予算1.3%減、グアム移転費を削減
24日に決まった防衛省の来年度予算案は、総額で4兆7138億円と今年度より1.3%減少した。
日米間の懸案となっているアメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の沖縄・名護市辺野古への移設に関しては、沖縄県の同意が得られていないことから、来年度も引き続き、設計費や工事費の計上は見送っている。
また、普天間移設とパッケージになっている沖縄駐留のアメリカ海兵隊のグアム移転予算については、アメリカ議会が予算を全額削除したことに伴い、日本側も400億円以上削減している。
一方、装備品の分野では、護衛艦1隻の建造費として1155億円を、次期主力戦闘機に決定したF35(4機分)の購入費として395億円を計上している。