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米海兵隊の岩国移転案 地元は不信感強める

2012年2月7日 13:20
米海兵隊の岩国移転案 地元は不信感強める

 在日アメリカ軍再編の一部見直しをめぐり、沖縄県に駐留する海兵隊のうち約1500人をアメリカ軍岩国基地(山口・岩国市)に移転させる案を、アメリカ政府が水面下で日本政府に打診していたことがわかった。岩国基地の地元・岩国市は「寝耳に水の話」と国への不信感を強めている。

 岩国市・福田良彦市長「そういった話が出ること自体、不信感を持っている。事実確認することが必要。県も市も、これ以上の負担は受け入れられないと何度も国に伝えているので、そういった中での対応がなされると思っている」

 山口・二井関成県知事「アメリカ側から打診されたということですから、それに対して政府がどう対応するかなので、これを拒否してもらいたい。万が一、それができなければ、これまでの考え方を全面的に見直さなければならないと思う」