田中防衛相は１７日、北朝鮮が来月に人工衛星を打ち上げると発表したことについて、ミサイル防衛システムによる迎撃も検討していることを明らかにした。

　田中防衛相は１７日、視察先の航空自衛隊百里基地（茨城）で「前回（０９年）の事例もあるので、そのようなことを参考に、頭の体操をして準備をしている状況です」と述べ、衛星やその破片が日本に落下する場合に備えて迎撃も検討していることを明らかにした。

　具体的には、防衛相が破壊措置命令を出し、地上配備の迎撃ミサイル「ＰＡＣ３」や迎撃ミサイルを搭載したイージス艦を展開させることなどが検討されている。