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首相、核サミットで“発射自制”呼びかけへ

2012年3月26日 12:40
首相、核サミットで“発射自制”呼びかけへ

 野田首相は26日朝の参議院予算委員会で、北朝鮮が予告した「人工衛星打ち上げ」と称する事実上のミサイル発射について、26日から韓国・ソウルで開かれる核セキュリティーサミットに参加する各国とともに北朝鮮の自制を働きかけていきたい考えを示した。

 野田首相「(北朝鮮が予告した人工衛星と称する“ミサイル”発射は)我が国として明確に、国連の安全保障理事会決議違反であることをしっかりと主張し、そして北朝鮮が発射を行えないように強く自制を求めるとともに、国際社会とこの問題意識を共有して一緒に働きかけるような、そういう試みをやらせていただきたいと思います」

 政府は、ミサイルの部品などが日本に落下する可能性に備え、緊急時の迎撃をあらかじめ了承する安全保障会議を30日にも開き、「破壊措置命令」を発令する方向で調整している。田中防衛相は26日朝の参議院予算委員会で、現在、沖縄を中心に配備を準備している地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」について、首都圏での配備も検討していることを明らかにした。