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原発再稼働、新しい安全基準の骨子まとまる

2012年4月5日 22:58
原発再稼働、新しい安全基準の骨子まとまる

 福井県の大飯原発の再稼働に向け、政府は5日、関係閣僚による協議を行い、原発の新しい安全基準の骨子をまとめた。6日にもう一度協議を行い、基準を正式決定する考え。

 まとまった骨子は3つの基準からなっている。1つ目は、原発が全ての電源を失った際にも事故が拡大しないような安全対策が取られていること。2つ目は、福島第一原発と同じような地震・津波が起きても安全性が確保されていると国が確認すること。さらに今回、3つ目として新たに、ストレステストで求められた内容や経産省の原子力安全・保安院が示した30の安全対策について、事業者自らが実施計画を打ち出すことなどが示された。

 政府は6日、再び関係閣僚で協議し、安全基準を正式に決定したい考え。その上で、今後、大飯原発が新たな基準をクリアしているかどうか見極める方針。

 また、枝野経産相は、安全基準で新たに示した「事業者自らが行う対策」を大飯原発の事業者である「関西電力」に対して求める方針。その上で、枝野経産相が大飯原発の地元・福井県を訪問し、説明を行うなどし、地元の理解が得られたかを見極めた上で、再稼働するかどうか最終判断を下す考え。

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