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駅長室で喫煙の職員免職検討指示~橋下市長

2012年4月6日 0:09
駅長室で喫煙の職員免職検討指示~橋下市長

 大阪市・橋下市長は5日、大阪市営地下鉄・四つ橋線の本町駅の禁煙になっている駅長室で喫煙した職員の免職を検討するよう指示した。一方、本町駅では、火災を知らせる放送が当時流れていなかったことがわかった。

 この問題は、市営地下鉄四つ橋線本町駅勤務の男性助役が3日、禁煙の駅長室でたばこを吸って火災報知機が作動し、列車4本に遅れが出たもの。

 橋下市長は幹部会議で、助役の懲戒免職を検討するよう指示した。たばこ一本で免職となれば、不服申し立ても予想されるが、橋下市長は「裁判になってもかまわない」と法廷闘争も辞さない構え。

 大阪市交通局では、2月に大阪市営地下鉄・御堂筋線の梅田駅でたばこの不始末が原因とみられる火災が発生し、禁煙の徹底が通達されたばかりだった。

 一方、大阪市交通局は、本町駅でこの喫煙があった際、火災を感知したことを知らせる放送が構内に流れていなかったことを明らかにした。3日の会見では「放送は適切にされた」と話していたが、駅員へのヒアリングを行った結果、放送が流れていなかったことが発覚した。2週間前から報知機の設定に誤りがあったということだが、大事故につながりかねない状況が放置されていたことになる。

 橋下市長「今回の火災報知機の件も、繰り返し繰り返しこういうことがあって、市民の皆さんに申し訳ない。やっぱり民営化しかない」