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政府“ミサイル発射”に備え、引き続き警戒

2012年4月12日 23:05
政府“ミサイル発射”に備え、引き続き警戒

 北朝鮮が「人工衛星の打ち上げ」と称して事実上の弾道ミサイル発射を予告した期間が始まったが、初日の12日は発射されなかった。政府は、「24時間態勢で情報収集する」として、今後も警戒態勢を続ける。野田首相は、12日午前7時前から首相官邸で発射に備えたが、13日も同様の対応をとる方針。

 12日午後、北朝鮮に対して発射の中止を求める決議を可決した衆議院本会議でも、野田首相は北朝鮮に自制を求める考えを強調した。

 また、防衛省では12日午後に幹部会合が開かれ、田中防衛相は緊張感を持って24時間態勢を継続するよう指示した。北朝鮮が12日に発射しなかった理由について、自衛隊トップである岩崎統合幕僚長は「色々な推測はできるが、特定できないと。色々な都合があると思う」と話している。