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飛しょう体は洋上に落下したもよう~藤村氏

2012年4月13日 9:14
飛しょう体は洋上に落下したもよう~藤村氏

 13日午前8時半過ぎ、藤村官房長官が会見し、「北朝鮮から何らかの飛しょう体が発射されたが、洋上に落下したもようだ」と述べた上で、国民に対し、冷静に平常通りの業務につくよう求めた。

 会見で、藤村官房長官は「午前7時40分頃、北朝鮮から何らかの飛しょう体が発射されたという情報が入った。飛しょう体は1分以上飛しょうし、洋上に落下したもようだという。詳細な事実関係については分析中だが、落下物等による我が国への影響は一切ないと考えている。国民の皆さまには、冷静に平常通りの生活・業務についていただくようお願いする」と述べた。

 政府発表によると、午前7時40分頃、アメリカ軍の早期警戒衛星が北朝鮮西岸で何らかの熱を探知し、ミサイルの発射を確認したという。ミサイルの発射方向は南で、発射された数はわかっていないが、発射の後、ミサイルは数個に分かれ、黄海に落下したもようだということで、防衛省幹部は「発射は失敗に終わったと分析している」としている。また、政府は、ミサイルの日本への飛来は確認していない。

 政府は、13日午前8時40分過ぎから関係閣僚による安全保障会議を開催しており、藤村官房長官は会議後、再び会見することにしている。