×

野田首相「欧州債務危機、連携が必要」

2012年5月13日 9:58
野田首相「欧州債務危機、連携が必要」

 野田首相は12日、アメリカの経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のインタビューに応じ、「ヨーロッパの債務危機が世界経済に波及しないよう、お互いが連携することが必要だ」と述べ、アメリカで来週に開かれるG8サミット(=主要国首脳会議)で問題意識を共有したい考えを示した。

 日本は先月、ヨーロッパの債務危機の収束に向けて、IMF(=国際通貨基金)の資金基盤を強化させるために、他国に先駆けて600億ドルを拠出する考えを表明した。野田首相はインタビューで「まずは自分たちの手で欧州債務危機の火を消す努力を世界がやっていこうという動きの先鞭(べん)をつけた」と話し、日本がイニシアチブを取っていることを強調した。

 また、債務危機がアジアに飛び火することも念頭に、様々なセーフティーネットをつくることが大事という考えを示した。