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NY株3日続落 世界経済先行き懸念広がる

2014年12月17日 8:07

 16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は世界経済の先行きを懸念した売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は3日続落となり110ドル以上値を下げて取引を終えた。

 16日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比111ドル97セント安の1万7068ドル87セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も前日より57.33ポイント下がり4547.83となった。

 アメリカでは、この日からFOMC(=アメリカ連邦公開市場委員会)が開かれていて、事実上のゼロ金利を「相当期間」維持するとの方針を変更し、利上げに前向きな姿勢を示すかが焦点となっている。市場が注目するイエレン議長の会見は18日に行われる見通しだが、ロシア通貨「ルーブル」がこの日、ドルに対し史上最安値を更新したことや、このところの原油価格の急激な下落を受け、世界経済の先行きへの懸念が広がった。