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民主、“造反”小沢氏ら37人を除籍処分に

2012年7月4日 2:51
民主、“造反”小沢氏ら37人を除籍処分に

 民主党は3日、常任幹事会を開き、小沢元代表ら消費税増税法案に反対し、離党届を提出した議員37人を除籍とするなどの処分方針を決定した。

 3日に決まった処分方針では、離党届を提出した議員のうち、消費税増税法案の採決で反対した衆議院議員37人を除籍処分にし、参議院議員12人については離党届をそのまま受理した。さらに、採決では反対したものの離党しない議員については、鳩山元首相が党員資格停止6か月、その他の議員は党員資格停止2か月となった。

 野田首相「一日も早く党の規律を回復し、態勢の立て直しを早急にしなければいけない」

 この処分方針は4日の党の倫理委員会にかけられるが、そのまま決定される見通し。

 一方で、野党・自民党は今回の処分内容は甘いなどと批判している。

 自民党・大島副総裁「資格停止がとけたらまた戻るわけでしょ。ともかく組織を守りたいというだけの判断ではないだろうかと言わざるを得ない」

 こうした中、2日に離党届を提出していた議員のうち、水野智彦衆議院議員が3日、「支持者に反対された」などとして撤回した。また、瑞慶覧長敏衆議院議員は、小沢氏らの新党には参加せず、当面、無所属で活動する考えを表明した。

 一方、小沢氏のグループでは30人以上の議員が集まった。4日午後に小沢氏も出席して改めて会合を開き、新党の名前や人事などについて小沢氏に一任することを確認した。