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民主党・一川氏が参院「4増4減」案を提示

2012年7月13日 0:21

 参議院の選挙制度に関する与野党の協議会が12日に開かれ、民主党・一川参議院幹事長は、一票の格差を是正するために選挙区の定数を「4増4減」する私案を提示し、各党は持ち帰って検討することになった。

 協議会の座長である一川氏は、一票の格差を是正するため、定数を神奈川、大阪の選挙区は2議席ずつ増やし、福島、岐阜の選挙区は2議席ずつ減らす「4増4減」とする“一川私案”を提示した。民主党がマニフェストでうたった定数の「40程度削減」は今回は盛り込まれず、16年の参院選に向けて制度の抜本的な改革を検討する中であわせて議論するとしている。

 これに対し、野党からは一定の評価をする声もあったが、少数野党からは「次の参院選から抜本的な改革を行うべきだ」といった反対意見があがったという。

 結局、各党は“一川私案”を持ち帰って検討することになった。協議会は来週も開かれる。