参院選挙制度協議会 新座長に自民・伊達氏
参議院では22日、一票の格差是正などについて話し合う選挙制度協議会で空席となっていた座長に、自民党の伊達忠一参議院幹事長が就任することが決まった。
参議院では22日、選挙制度協議会の上部組織に当たる「選挙制度の改革に関する検討会」が開かれ、山崎参議院議長が協議会の新しい座長として、自民党の伊達幹事長を指名した。協議会の座長は先月まで自民党の脇前参院幹事長が務めていたが、党内の選挙制度改革を巡る意見の対立によって辞任し、1か月たってようやく後任が決まった形。
座長の交代を受け、野党からは「交代にかかわらずこれまでの協議会での議論を尊重してほしい」などの意見が出されたという。
自民党はいまだ、協議会に党としての改革案を示していない。
伊達新座長の下で初めてとなる協議会は今月31日に開かれる予定だが、2016年の参議院選挙に間に合うよう改革案をまとめられるかは依然として不透明。