岸田総理「佐渡島の金山」世界文化遺産の候補としてユネスコに推薦へ
岸田総理大臣は新潟県の「佐渡島の金山」について、世界文化遺産の候補としてユネスコに推薦すると表明しました。
岸田総理「本年申請を行い、早期に議論を開始することが登録実現への近道であるという結論にいたり、2月1日に閣議了解を経てユネスコに申請することといたしました」
「佐渡島の金山」をめぐっては、韓国政府が反発し、政府はこれまで今年度の推薦を見送る方向で調整してきましたが、与野党から推薦を求める声が上がり方針を転換しました。
岸田総理は、政府内に滝崎官房副長官補をトップに関係省庁が参加するタスクフォースを設置し、民間の専門家の意見も聞きながら登録に向けた取り組みを強化する考えを示しました。
また、韓国政府の反発について岸田総理は、「これは文化遺産の評価の問題だ。冷静な丁寧な議論が必要でしっかりと登録への歩みを進めていきたい」と述べました。