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自民党総裁選 5候補が日中関係で意見主張

2012年9月18日 16:51
自民党総裁選 5候補が日中関係で意見主張

 自民党総裁選挙の候補者5人は18日、神戸市内で遊説を行い、沖縄・尖閣諸島をめぐる日中関係などについて自らの主張を訴えた。

 安倍元首相「中国で働いている日本人を守るのは、日系企業を守るのは、中国政府の責任なんですよ。その責任を果たさないような国には、国際社会の一員としての資格はないんです」

 石破前政調会長「我が日本はどうなんだ。領海を守るという規定がないし、自衛隊法にも規定がない。このようなことで領土が守れるか」

 町村元官房長官「玄葉外相を(中国の)北京に派遣して、きちんとした対応がとられるまで現場に残って、厳しい対中外交をやるときだと思う」

 石原幹事長「今、中国との間に必要なことは対話です。様々な外交ルート、あるいは政治家レベル、経済界レベル。この対話を行わなければ、事態はますます深刻なところにいってしまうのではないか」

 林政調会長代理「この拳を相手にわかるように見せなければなりません。これが今回のケースでは、海上自衛隊を中心とする自衛隊と海上保安庁、これが隙間なくきちっと対応できるようにする」

 尖閣諸島の国有化に対する中国の反発が広がる中、5人の候補は18日午後に予定されていた街頭演説をキャンセルし、自民党本部で対応を協議した。