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内閣支持率最低 内閣改造で政権浮揚ならず

2012年10月22日 13:21
内閣支持率最低 内閣改造で政権浮揚ならず

 NNNが19~21日に行った世論調査で、野田内閣の支持率は去年9月の内閣発足後、最も低くなったことがわかった。野田首相が今月初めに行った内閣改造は、政権浮揚にはつながらず、逆に支持率を下げる結果になった。

 世論調査によると、野田内閣の支持率は前月比7.0ポイント減の20.8%となり、内閣発足後、最低だった今年7月の支持率をさらに下回った。「支持しない」との回答は、前月比5.3ポイント増の61.7%で、初めて6割を超えた。

 また、内閣改造については、「評価しない」と答えた人が67%に上った。「評価する」と答えた人は15.1%だった。暴力団関係者との過去の交際などが明らかとなった田中法相は、19日から検査入院している。政府・民主党内では、辞任はやむを得ないとの考えが大勢だが、田中法相本人は「辞任する意向はない」と藤村官房長官に伝えている。進退問題が長引けば、政権へのダメージはさらに大きくなる。

 野田首相は、29日に臨時国会を召集する方針を決めた。ただ、先週の党首会談では、重要法案成立に協力する前提として、年内の衆議院解散を約束するよう求める自民、公明両党との溝は埋まらなかった。一方の民主党内には「低い支持率のままではとても選挙は戦えない」という声が根強い中で、どうやって野党の協力を得るか、野田首相にとって厳しい局面が続く。


 NNN電話世論調査
 【19~21日に調査】
 【全国有権者】2079人
 【回答率】50.1%
 http://www.ntv.co.jp/yoron/