返り咲きの宮路氏「プレッシャーあった」
野田政権の発足後、初めての国政選挙となった衆議院鹿児島3区の補欠選挙から一夜明けた29日、返り咲きを果たした自民党元議員・宮路和明氏は「政権奪還の前哨戦としてプレッシャーもあったが、ホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
当選から一夜明け、宮路氏の携帯電話には支援者からの祝福の電話がひっきりなしにかかり、宮路氏は対応に追われていた。
宮路氏「自民党の政権奪還の前哨戦と言われる中での選挙でしたから、プレッシャーもあり、何とかそれを乗り切れたので、ホッとしている」
今回の選挙は、次期衆院選の前哨戦として注目された。得票数は、宮地氏が7万694票、松下忠洋前金融相の後継者として立候補した民主党推薦で国民新党の新人・野間健氏が6万5025票、共産党の新人・大倉野由美子氏が5973票、幸福実現党の新人・松沢力氏が2886票だった。
野間健氏との票差が5600票余りだったことについて、宮路氏は「やはり、厳しい選挙結果が端的に表れていると思う。今日から次の選挙が始まっている。早急に態勢を再構築するということに取り組まなければならない」と述べた。
宮路氏には30日、当選証書が渡される。