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中国共産党幹部と会談“戦後70年”で説明

2015年3月23日 22:09
中国共産党幹部と会談“戦後70年”で説明

 中国を訪れている自民党の谷垣幹事長ら与党幹部は23日午後、中国共産党の幹部と会談した。谷垣幹事長は、安倍首相が出す予定の戦後70年談話について、「中国が心配するものにはならない」などと説明した。

 谷垣幹事長、公明党の井上幹事長らは、中国共産党・序列4位の兪正声政治局常務委員と会談した。兪常務委員は、「ここ数年の日中関係の困難の原因は、直接的には尖閣諸島の国有化、長期的には歴史の問題だ」と指摘した。その上で、「戦後70年は一つのチャンスであり、日本側には正しい歴史認識を持ってもらいたい」と求めた。

 これに対して谷垣幹事長は、「戦後70年を迎えて、日本がどうやってアジアや世界の平和と安定に貢献していくか、メッセージを出したい」と首相談話の趣旨を説明した。また「談話の内容は中国側が心配しているようなものにはならないのではないか」と理解を求めた。