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鳩山氏「主張貫くと党の公認を得られない」

2012年11月22日 2:12
鳩山氏「主張貫くと党の公認を得られない」

 民主党・鳩山元首相が21日夜、地元の北海道で会見を開き、来月の衆院選には出馬せず、政界を引退する考えを表明した。

 引退を決意した理由について、鳩山氏は「消費税率引き上げへの反対」など自らの主張を貫くことで、党の公認を得られないことがわかったため、と説明した。

 今回の衆院選にあたって、民主党執行部は、消費税率の引き上げなど党の方針受け入れを公認の条件とし、野田首相は例外を認めなかった。鳩山氏は21日、野田首相に対し「もっと包容力を持って行動してほしい」と要請したという。

 会見では、沖縄の普天間基地移設問題について「今後も、最低でも県外が事実になっていけるよう、協力していきたい」と話した鳩山氏だが、自らが手がけた課題を積み残したまま政界を去ることになる。