菅官房長官は２４日午前の記者会見で、民主党政権が打ち出した「２０年までに二酸化炭素などの温室効果ガスを９０年比で２５％削減する」とした数値目標を見直す考えを示した。

　菅官房長官「（Ｑ温室効果ガスの２５％削減は、政権としては撤回するのか）私どもは前から、それはとてつもない目標であって、実現不可能だということを申し上げておりました」

　温室効果ガス２５％削減の数値目標は、民主党政権時代に鳩山元首相が打ち出し、国際公約となっている。これについて、菅官房長官は２４日、「基本的に見直す方向になるだろう」と述べた。

　数値目標をめぐっては、福島第一原発事故後、各地で原発が停止し、火力発電などへの依存が高まる中で、実現が難しくなっていた。