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自民党、衆院選挙制度改革案をまとめる

2013年3月14日 13:17
自民党、衆院選挙制度改革案をまとめる

 衆議院の選挙制度改革について、自民党の選挙制度改革問題統括本部は14日の総会で、比例代表の定数を30削減するなどした案を取りまとめた。

 自民党案は、現在180ある比例代表の定数を30削減した上で、残りの150議席を90の第1配分枠と60の第2配分枠に分ける。第1配分枠については得票数に応じて各党に議席を配分する一方、第2配分枠については得票数2位以下の党に対し、得票数に応じて配分するとしている。自民党としては第2配分枠を設けることで、少数政党に配慮した形。また、現在の全国11ブロックを8ブロックに再編するとしている。

 自民・民主・公明の3党は、選挙制度改革について今の国会で結論を出し、必要な法改正を行うことで合意している。しかし、この自民党案で野党側の理解を得られる見通しは立っていない。