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TPP交渉 外相、国益守る意気込みを語る

2013年3月20日 20:27
TPP交渉 外相、国益守る意気込みを語る

 外務省で20日、「岸田外務大臣と語る」というイベントが開催された。TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉について、岸田氏は「したたかな交渉が求められている」と国益を守っていく意気込みを語った。

 このイベントには、外務省がホームページで募集した学生や会社員など約130人が参加した。TPPについて、参加者からは「国益を守れるか疑問だ」などと厳しい意見も出た。

 参加者「アメリカとの意見が対立した場合、勝った試しがない」

 岸田氏「多国間交渉の特徴をしっかり踏まえて、アメリカにも言うべきことは言う。こうしたしたたかな交渉が求められるのではないか」

 また、今後のロシアとの北方領土交渉について、岸田氏は「4島の日本への帰属を明らかにして、ロシアとの平和条約を締結する。返還のスケジュールは柔軟に対応する」という政府の方針を説明した。