“嘉手納以南”返還計画を発表~日米両政府
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日米両政府は5日夜、沖縄県の嘉手納基地(嘉手納町など)より南にある普天間基地(宜野湾市)などアメリカ軍6施設の返還計画を発表した。
安倍首相「おかげさまで、嘉手納以南の返還計画について、日米双方で合意に達した」「目に見える形で沖縄の負担軽減が進むことになった」「実際の返還ができるだけ最短の期間で実現できるように計画を着実に実行していくことが重要だ」
アメリカのルース駐日大使「極めて重要な日米同盟における節目を迎えたことをお祝いしたい」「長期的に私たちの米軍基地を持続可能な方向性で維持し、地域における平和と安全保障、日本の国防においても非常に重要だ」
計画では、嘉手納基地より南にあるアメリカ軍6施設それぞれの返還時期が明記された。懸案の普天間基地は、名護市辺野古への移設を前提に、「返還のための必要な手続きの完了後、2022年度またはその後」に返還する方針。
地元の要望が強い牧港補給地区の倉庫地区の大半は「2025年度またはその後」に、返還が最も早い北側進入路については「2013年度またはその後」としていて、小野寺防衛相は「来月にも手続きを開始し、秋にも返還可能となる」と述べた。また、那覇港湾施設は「2028年度またはその後」に返還するとしている。
普天間基地の辺野古移設をめぐっては、先月、防衛省が沖縄県の仲井真知事に埋め立て許可を申請しているが、地元は反発している。
小野寺防衛相は6日に沖縄を訪問し、返還計画について仲井真知事らに説明することにしている。