“常時配備”のPAC3 沖縄に到着
北朝鮮の弾道ミサイルへの防衛力を強化するため、沖縄での常時配備が決まった迎撃ミサイル「PAC3」が、8日午後、沖縄・那覇新港に到着した。
18日に到着した地上配備型迎撃ミサイル・PAC3は、沖縄の航空自衛隊の那覇基地と知念分屯基地に配備された。
防衛省では当初、2014年度末までに沖縄県に常時配備する計画だった。しかし、北朝鮮が去年4月と去年12月に相次いで人工衛星打ち上げと称して弾道ミサイルを発射し、そのたびに本州の基地から沖縄県へ輸送していたが、時間がかかることなどから、配備計画を前倒しすることになった。
ミサイル発射の構えを見せる現在の北朝鮮の動向を踏まえ、今回、移送したPAC3についても準備が整い次第、迎撃態勢をとる予定。