憲法96条、改正ハードル下げるべき~首相
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参議院の予算委員会では22日から、本年度予算案を巡る審議が始まった。
安倍首相は憲法改正の発議をするための手続きを定めた憲法96条について、改めて改正への意欲を示した。
民主党・一川参院議員「憲法改正のハードルを引き下げようとするような考え方は、個人的には間違っていると。もし、国民全体に本当に同意を得て憲法改正をしたいのなら、別に、手続きのハードルを下げる必要はない」
安倍首相「自由民主党の改正案、96条については、3分の2を過半数にしようというもの。しかし、その後、国民投票するわけです。たった3分の1をちょっと超える国会議員が反対していれば、国民が一切指一本触れることができないのはおかしい」
安倍首相はこのように述べ、96条を改正し、憲法改正への発議のハードルを引き下げるべきとの考えを改めて示した。
安倍首相はまた、先週、民主党などが欠席する中、衆議院の特別委員会で可決された衆議院の小選挙区の区割りを見直す法案について、「今回の法案は、去年、民主党も賛成して成立した衆議院の小選挙区を0増5減させる法律に基づくものだ。この法案を通していくのは立法府の責任だ」と強調した。