能登大雨「激甚災害」に指定へ…石破首相が表明 被災地を訪問
石破首相は首相就任後、初めての地方視察で、地震や大雨で被害が出た石川県珠洲市などを訪れました。視察後、石破首相は先月の大雨による被害を「激甚災害」に指定することを表明しました。
石破首相
「国からの最大限の財政支援が受けられるようになる激甚災害の指定ということは速やかに行ってまいります」
石破首相はこのように述べ、先月の能登半島での大雨被害について「激甚災害」に指定することを明らかにしました。
「激甚災害」に指定されると、被災した自治体が行う復旧事業に対し国の補助金が上積みされるなど、自治体の負担が軽減されます。さらに、石破首相は復旧・復興を迅速に進めるため、今月中旬をめどに、今年度予算の予備費から追加で支出するよう指示したことも明らかにしました。
これに先立ち、石破首相は珠洲市の仮設住宅を訪れ「寒くなるから気をつけて」などと避難している人たちに声をかけ、いたわりました。
また、大雨により土砂災害が発生した、珠洲市内の現場も視察し、関係者から説明を受けました。
最終更新日:2024年10月5日 20:27